時の流れ

一文には一つの事柄

「一文には一つの事柄」で書けば、論理的で書き手の意図が伝わりやすい文章になります。

これは、書き手にも読み手にも利点があります。

書き手側は、思考が整理されます。文と文の関係も自覚しやすくなっていきます。

読み手側は、文章の内容を理解しやすくなります。

一文に多くの事柄が詰め込まれていると、読み手にとっては、負担が大きく、わかりにくい一文になります。

一文には一つの事柄だけにすること、短くなるだけで、意味が伝わりやすくなるのです。

書きたい内容がたくさんあると、ついつい文章が長くなってしまいます。

文章が長くなったら分割し、一文には一つの事柄だけを盛り込むようにしましょう。


悪い文章）

先日お会いした取引先からのご質問は、商品の値段とボリューム、納品時期のことであった。値段については10％の値引きができないかということだが、これはかなり難しいのだが、ボリュームは多少の増減があっても対応できるだろう。そして納品時期については3週間早めることを希望されているが、これもなんとかやりくりして間に合わせたい。


分析）

「値段」「ボリューム」「納品時期」と内容を盛り込みすぎて理解しにくい。


解決法）

「値段」「ボリューム」「納品時期」のそれぞれの内容について、一文ずつに分けて書く。


良い文章）

先日お会いした客様からのご質問は、商品の値段とボリューム、納品時期のことであった。
まず、値段については10％の値引きができないかとのことだが、これはかなり難しい。
次にボリュームは多少の増減があるかもしれないとのことだが、これには対応できる。
最後に納品時期を3週間早めることを希望されているが、これも何とかやりくりして間に合わせたい。


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